- 会社に属さずに生きていくには、どうしたら…?
- ブログを始めたはいいけど、文章を書いていて何だか自信がない…
- 「読みやすい文章」ってなんだろう?
そこで、「読みやすい文章を書くためにはどうしたらいいか」という視点で本を探しました。
たくさんの方がおすすめしていたのが「20歳の自分に受けさせたい文章講義」。
読んでみた感想と、おすすめしたいポイントをまとめてみます!
本のご紹介
著者:古賀史健さん(フリーランスライター)
出版社に就職した翌年から、フリーライターとして独立。
旅行会社のチラシに掲載されるバスツアーの案内文の仕事からスタートし、ライターとして様々な経験を積み重ねてこられた方です。
80冊以上の書籍づくりに携わり、中でも『16歳の教科書』シリーズは累計70万部を越えるベストセラーに!
現在も第一線で活躍されているライターさんです。
こんなことが書いてあります
そんな古賀さんが、「20歳の自分に受けさせたい」内容をまとめたのが、この本。
- 読みやすい文章とは何か?どうやったら読みやすい文章が書けるか?
- 文章の”個性”は、構成から生まれる!
- 誰に読まれることを想定して書いている?
- 伝わりやすい文章にするために
などなど、いろんな構成やテクニックを紹介してくれています。
具体的なアイデアがたくさん載っているので、「まずはこれをやってみようかな?」という気持ちになります!
“読みやすい文章=リズムが良い”…でもリズムって何?
文がおかしいのではなく、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのだ。
ここでようやく、次の問いが成り立つ。
「リズムのいい文章は、なぜ違和感なくスラスラと読めるのか?」
もう答えは簡単である。
支離滅裂なところがないからだ。論理の軸がバッチリ定まって、論をうまく展開できているからだ。
文章のリズムを決めるのは、テンやマルではない。韻を踏むことでも五七調に揃えることでもない。センテンスの切り方でなければ、改行のタイミングでもない。文章のリズムは、「論理展開」によって決まるのである。
ここを読んだとき、そうだったのか~!と思わず口に出してしまいました。
たしかに、「リズムが良い文章が読みやすい」とか、「リズムよく書きましょう!」というフレーズをよく耳にします。
でも、どうやったらリズムよくなるの?
冷静に考えてみると、リズムとは?
リズムが何か、ということを分からずに書いてきた文章は、読み返してみると確かに変なところも。
自分が読みやすいかどうか、ではなく、論理的に読めるかどうか。
その視点を意識して、文章を書くようになりました。
また、
- どうしたら論理的に書けるか?
- 具体的に気をつけること・テクニック、そしてなぜそれを実践すべきなのか
など、わかりやすく書いてあります。
読者に納得してもらうアプローチ
われわれは「これは他人事じゃない!」と感じたとき、ようやく耳を傾けるようになり、自ら歩み寄っていく。
…(中略)われわれは「正しい」だけでは動けないのだ。頭で「正しい意見だ」と理解できても、肝心の〝心〟が動かないのである。
たしかに…。
例えば、私がこのブログで
「このコーヒーおすすめ!体にいいし、サステナブルで…」と説明しても、読んでくださる方からすると、「だから?」って感じですし。
「募金お願いします!」と言われても、全員がしてくれるわけではありません。
それは、他人事だと感じているから。
例えそれが正しいことであっても、それだけでは心を動かすことができないんです。
ではどうしたら、自分事だと思ってもらえるのか?
このあたりの実践法も書いてあります。
- 構成を変えてみる
- 仮説を入れてみる
これらを全部扱えるようになったら、今まで同じように書いてしまっていた記事が変わるかもしれません。
どんな人におすすめ?
文章を書くときに、どうしたら読みやすくなるのか悩んでいる方におすすめ。
私も、論理的に書くことや、構成の効果などを理解できていませんでしたし、そもそも知らなかったということばかりでした。
具体的な対策(こう考えてみるとわかりやすくなる、など)もたくさん載っているので、すぐに実践できるものも多いです。
また、自分も頑張ろうという気持ちになります。
このフレーズが、すごく刺さります。
自らの才能を問う人は〝諦めの材料〟を探しているだけだ。もっと言えば夢をあきらめる〝言い訳〟を探しているのだ。なぜなら、本当の〝天才〟は「自分に才能はあるのか?」などと考えない。あなたが本当に〝天賦の才〟を持っているのなら、自らの才能など1ミリも疑うことなく、ひたすら前に進んでいるはずだ。
それを踏まえた上で、ぼくは断言する。
いい文章を書くのに、文才などまったく必要ない、と。
まとめ:まずは書いてみる!
自分の文章が読みやすいかどうか、客観的に判断するのは難しいですよね。
でも、まずは書いてみる。書いて自分と向き合ってみる。
そのために必要な方法や、アイデアがたくさん詰まっています。
内容も分かりやすく、実際に試せることばかり。
私も書くことで、ひとつずつ実践していこうと思えました。
これから文章を書いていきたいと思う方に、ピッタリの本だと思います。